導入事例


突発的なストレージ需要の対応が課題
NORTHERN STORAGE SUITEのアラートで緊急対策を回避

高純度化学薬品の開発・製造・販売を行っていることで知られる富山薬品工業。電子部品を製造するときに欠かせない薬品やリチウムイオン電池などの電解液も販売していることでも知られる。

富山薬品工業株式会社


所在地: 東京都中央区日本橋本町 1-2-6 共同ビル(本町)
設 立: 昭和 21 年 6 月 25 日
資本金:1 億 5150 万円
業務内容: 高純度化学薬品の開発・製造・販売


課題

ストレージ残量が少ない中、突発的なストレージ需要により、緊急避難的な対応を強いられてきた。監視などの管理工数が増大し、大きな課題に。

解決

アラート機能を活用し、あらかじめ対策を施せるようになった。インターフェースが優れており、直感的に扱えるため、監視などの管理工数も大幅削減。


ストレージ残量が少なく、障害が起きる可能性も高い 監視などの管理工数が増大


総務部 係長 小野 和也 氏
「OS 標準の機能などでは当社の使い方に
合わず、本当に困っていました」

 富山薬品工業では、情報システムの管理を総務が行っている。「ネットワークやス トレージ、サーバーなども総務が管理・運用しています。情報システムの中でストレー ジの管理は悩みの種です。以前のシステムは、ストレージの残りが数ギガバイトし かないという状況で運用しており、突発的な需要などに対応することができません でした」と総務部・係長の小野和也氏は語る。

 富山薬品工業では、ファイルサーバーを導入し、情報共有を進めてきた。導入か ら時間が経つに連れ、ストレージの残量が大きな課題となっていったのだ。これは、 情報を扱う量が増えたことに加え、1 ファイルあたりのサイズも肥大化しているため だ。写真などや資料などをファイルに添付していくと、すぐに数十~百メガバイト というサイズになってしまう。導入した時点と比べて、必要とするストレージ容量 は爆発的に増加しているのだ。そのような中、ストレージ管理が同社の課題であった。

 「データを移行する際は、バックアップ先としてストレージを利用することが多い ため、ストレージの需要が急激に増えます。この状態は管理する側から見るとスト レージ残量が少ないため、とにかくスペースを確保しなければなりません。サーバー 容量が振り切れないようにするため、常に神経を使っていました」と小野氏は語る。

 ストレージの残量が少なくなってきても、緩やかな変化であればなんとか対応す ることは可能だ。しかし、クライアント PC のリプレース時に一時的にファイルをス トレージに置く場合などもあり、突然ストレージの需要が増加する場合も少なくな い。富山薬品工業では、急激な需要の増加に対応する手段を持ち合わせていなかっ たのだ。その状態では、常にストレージの残量に目を光らせていなければならない。 常に監視していなければならず、その工数も負担となっていたのだ。


フォルダごとのクォータ管理を実現する NORTHERN STORAGE SUITEを導入

 現在はシステムをリプレースし、ストレージ容量も増加しており、当面の余裕も でている。しかし、容量を増やすだけでは抜本的な解決になっていない。同社の場合、 フォルダごとに書き込む容量を制限していくことで、システムの安定と管理工数の 削減を実施するため、ストレージのクォータ管理を行うことにした。クォータ管理 のため、NORTHERN STORAGE SUITE(以下 NSS)も導入している。

 「クォータ管理機能は Windows サーバーにもあるのですが、ユーザーごとしか設 定できません。当社の場合、部門ごとのフォルダを作りファイルを管理しているので、 フォルダごとの管理が必須でした。NSS は、フォルダごとのクォータ管理ができる ため、導入することに決めました」と小野氏。さらに小野氏は次のように続けた。「い ろいろ事例なども調べて、当社の使い方にもマッチすると思いましたね。アラート 機能もあり、問題が起きそうな時もわかるようになります。あらかじめ対策できる 安心感は大きいですね」と小野氏は語る。

 既存のシステムでは、アラート機能などがなく、ある日突然ストレージ残量が減っ ていた。その状況を目の当たりにしたときに、相当慌てていたのは想像に難くない。 その苦い経験を繰り返さないためにも、クォータ管理は必須だったのである。

アラートを出すしきい値に余裕をもたせ安心感も増大 ファイルの整理を促すことも可能に


富山薬品工業はエレクトロニクス用の
高純度化学薬品に注力し、キャパシター、
リチウム電池用、化合物半導体用、
光学ガラス用高純度化学薬品について
確固たる地位を築いている。

 NSS を導入した感想を聞くと「運用が非常に楽になりました。急にあわてること も全くなくなりましたね」(小野氏)

 NSS を導入し、問題が起きそうな場合にはアラートを上げるように設定した。そ のため、問題が起きそうなときには、すぐに分かるようになったのである。また、 アラートを出すしきい値をに余裕を持たせることで、アラートが上がった際はファ イルの整理などをユーザーに促すこともできるようになった。緊急対応を強いられ ていた以前のシステムとは大きな違いだ。

 また、グラフィカルで直感的なインターフェースも好評だ。以前は、それぞれのフォ ルダのプロパティを開いて使用容量を確認していたが、現在は管理画面を開くだけ ですぐに使用容量や残量をチェックできる。しきい値も、この画面からチェックで きるようになっている。

 「実はマニュアルを開いたことがありません。わかりやすいインターフェースで、 必要な機能が必要な場所に配置されています。また、ウィザードで設定できるなど、 ユーザーフレンドリーな設計になっていますね」と小野氏は語る。NSS を導入して、 大きなトラブルには未だ遭遇していない。管理工数を削減でき、非常に満足してい るとのことだ。


ストレージの管理工数が低減したことで 他の業務に時間を割り振ることも可能に

 同社のように、ストレージで悩む管理者は少なくない。専任の管理者を配置でき ない場合はなおさらだ。クォータ管理は、ストレージ管理の基本となる。その工数 を削減することで、管理者負担の軽減とシステム自体の信頼性の向上を図ることが できる。また、これまでストレージ管理に当たっていた工数を本来の業務に割り当 てることができるので、結果として生産性の向上にも寄与する。

 同社の場合、NSS の管理画面で日々のストレージの状況を把握し、アラートが上 がった際に対策を講じるだけでよくなった。また、緊急対応が激減し、ストレージ 管理に関する工数も大幅に削減されているのだ。NSS は、システムの安定稼働と作 業工数の削減を実現している。NSS は、同社にとって必要不可欠なツールとなって いる。

システム構成図

富山薬品工業では、仮想環境でファイルサーバーを新たに構築。ストレージ容 量なども余裕を持たせており、リプレース前のシステムのようにギリギリの状 態での運用ではなくなっている。さらに NSS で部署フォルダごとのクォータ管 理を行っており、ストレージが振り切れてしまうという危険性を回避した。さ らに、急激な需要の変化に対しては「アラート」が上がるように設定しており、 常に監視していなくても、問題が起きそうなときには即座に対応できる体制を 整えた。




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