導入事例


EMCのストレージ管理における課題を解決
直感的に操作できるインターフェースに高評価

兼六土地建物は1968年に創業し、分譲住宅、分譲マンションの企画・販売や注文住宅などを営業種目としている企業だ。クライアントPC、サーバー、ストレージ、ネットワークのほか、クラウドサービスなど、ITにかかわるすべての業務はシステム部が担当している。

兼六土地建物株式会社


所在地:東京都武蔵野市吉祥寺北町1-29-1
設 立:1968年9月
資本金:5000万円
業務内容:分譲住宅、分譲マンションの企画・販売、注文住宅


課題
  • ● EMC製ストレージの標準機能のクォータ管理では、パフォーマンスが悪く、現状を直感的に把握しにくい
  • ● Quota Serverのようにグラフィカルなクォータ管理を行いたい
解決
  • ● EMCのストレージに対応するNORTHERN STORAGE SUITEを導入し、EMCストレージでも詳細なクォータ管理を実現
  • ● Quota Serverから引き継ぐ、グラフィカルなインターフェースで操作性も抜群

たまり続けるデータの管理が課題 重複除外機能のあるEMCのストレージを導入


首都圏を中心とした500以上の分譲・注文住宅のプロジェクトを通して、美しい街並み作りを推進している。

 兼六土地建物・システム部の業務は、インフラの整備やクライアントPCの設定、ヘルプデスク業務など多岐にわたる。システム部が多忙を極めることは想像に難くない。  同社の場合、建築図面や不動産関連の契約書類が多い。これらの図面は保存するだけではなく、メンテナンス時など必要に応じて参照することも珍しくない。施工時のみならず、人が住んでいる限り、その図面は必要だ。処分することができないため、これらの書類はたまっていく。

 「以前は書類の保存場所に苦慮していましたが、現在は書類を電子化することで、その課題を解決しました。しかし、データは増え続けます。データの管理をどうするのかという課題が新たに生まれているのです」とシステム部・課長代理の梅本光夫氏は語る。

 前述の通り、書類はいくつもの関連部署で利用される。そのたびにコピー/保存されてしまっては、ストレージの容量がいくらあっても足りない。  そこで兼六土地建物では、信頼性が高く、重複除外機能を持つEMCのストレージを導入した。重複除外機能があるため、同社のように、同一のデータを使い回すような場合でもストレージを無駄に消費することがない。  「重複除外がなければ、部署ごとでコピーするたびにデータが増え続け、最終的に元データの数倍のストレージ容量を消費することになるでしょう。重複除外のおかげで、保存されるデータがだいぶコンパクトになったと感じています」と梅本氏。


増え続けるデータ管理を行う際に、 ユーザーによるデータ整理は不可避

 しかし、それだけではデータの爆発的な増加に対応することはできない。最終的にデータを保存しているユーザーがデータを整理し、無駄なデータを保存しないことが不可欠だ。  近年、デジタルカメラの解像度が向上し、データ量も増加している。業務に必要な解像度を大きく超えた解像度のまま作業をしてしまうと、ストレージを無駄に消費することにつながる。また、業務に関連のないデータを社内のストレージに保存するケースも想定される。「写真の解像度は必要なだけに落とす」「業務に関連のないデータはストレージに保存しない」といったルールを徹底するために、同社ではクォータの管理を行っている。  「各部門でクォータの管理を行い、利用できるストレージの容量を制限して、ストレージを無駄に消費しないようにしています。容量が足りないという問い合わせにはまず、ユーザーに整理を促し、その後容量を追加するといった運用をしています。“NORTHERN STORAGE SUITE”(以下NSS)は、EMCでもクォータの管理ができるので、導入しました」と梅本氏は説明する。

グラフィカルで直感的に操作できる NORTHERN STORAGE SUITEが必須


2011年に新たにEMCのストレージを導入し、NSSでクォータ管理を行っている。

 EMCのストレージにもクォータの管理機能はついている。しかし、標準の機能だけでは、同社の運用に利用できなかった。  「ストレージについている管理機能は、インターフェースが使いにくく、パフォーマンスも非常に悪いものでした。当社の要望としては、必要な時にすぐに、どれくらいのデータが保存されているのかをグラフィカルに確認できるものでした。そのため“NSS”はパフォーマンスもよく、直感的に操作できるインターフェースなので適していると判断しました」と梅本氏は語る。  同社の場合、クォータ管理とは別にストレージ側でも容量を区切っている。指定した容量以上、データを書き込ませないということはクォータ管理だけでいいのだが、ユーザーに利用できる容量を通知する意味でストレージを区切っているのだ。


将来は複数台のストレージ管理も視野に 安心して導入できるNORTHERN STORAGE SUITE

 同社は、NSSの前身であるQuota Serverを利用してきたため、導入や操作などで大きなトラブルは起きていない。しかし、NSSにしたことで思わぬメリットも生まれているようだ。  「NSSは、複数台のストレージの管理ができるようになっています。現在はストレージは1台だけですが、将来拡張する際にも安心してクォータの管理ができますね」と梅本氏。  今後、業務とは無関係のデータを保存できないよう、拡張子による保存ファイルのフィルタリングなども行う構えだ。また、レポートを活用することで長期間にわたりストレージに保存されているデータを待避させるように、ユーザーに通知するといった活動もしていきたいという。

 扱うデータは日々肥大化しており、情報爆発といわれている。そのような状況のなか、何も管理しないでストレージを利用すると、無駄が多くなる。ストレージにデータが保存できなければ、業務が停止してしまうことも起こりうる。ストレージの適切な管理は多くの企業にとって急務だ。NSSはストレージ管理を行う際に、欠かせないツールとして利用されているのだ。

システム構成図

兼六土地建物では2011年にEMCのCelerra NX4(4TB)を導入した。 EMCのストレージの約6割をファイルサーバーとして利用しており、物件写真、契約書、CAD等のデータが大半を占めている。 NORTHERN STORAGE SUITEはストレージ使用状況の把握や、クォータ設定に使用している。クォータの設定は部門別に行われており、データ量が75%以上になると管理者にアラートを送信し、100%になるとデータの書き込みを禁止する設定になっている。 建設業においては物件の写真や設計書データなどの大きなデータを扱う事が多い。データの整理をユーザーに促すことでデータ量の増大を防ぎ、ストレージの管理を最適化している。




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